KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

日本国憲法第9条保持の日本国民にノーベル平和賞を

さて、再三再四憲法改正について強い意欲を表明し、日本を戦前の体制に戻したくて仕方がない安部首相の神経を逆なですることになるでしょうが、

■世界各国に平和憲法を広めるために、日本国憲法、特に第9条、を保持している日本国民にノーベル平和賞を授与してください

よろしければ著名をお願いします

http://chn.ge/1i0bHPi

EUに平和賞が贈られるなら9条を保持している日本も平和賞の価値がある。もし授与されるなら、9条改憲のもくろみは崩れ去る。ありとあらゆる運動で改憲の阻止を表明したいと思います。

私はこの案に全面的に賛成いたします。
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さて、改憲を主張する保守系もしくは右翼系の人、最近は若い人もかなり多いようですが、その根拠として

日本国憲法連合国側の全面的な押し付けである、

と考えている人が多いようです。しかし実はその認識は全く正しくありません。

それは国会図書館のこの史料、歴史史料としてかなり信頼性が高いものです
http://www.ndl.go.jp/constitution/index.html

改憲論者の間で信じ込まれている日本国憲法に関する認識

1.日本国憲法は完全な連合国側の押し付けである

上記の史料を読みますと、少なくとも日本側が「全く自分の意思も示さず」憲法制定作業を行ったというのは以下の記述を見るとあまりに短絡的であることがわかります。少なくとも連合国GHQ「有無を言わさず」この憲法の内容を押し付けたという見解は全くの的外れといっていいです

2.日本国憲法は日本側の正式な手続きなしに決められた

驚くべきことだが改憲論者の中にこれを本気で信じ込んでいる人たちが少なくないようですが、この憲法は悪名高き枢密院をはじめ帝国議会における審議を通して正式な手続きで承認されています。

そんなの嘘だって?

嘘だと思うのならこちらの記事をお読みください。少なくても改憲論者の多くの方が信じ込んでいる日本国憲法の成立についての多くは誤りだということができます。

http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20080319/1205918551

声を大にしていいたいのは

日本人はもっと自国の憲法に自信を持つべきだ

ということ

9条改正をあくまで主張したい人も少なくとも正しい歴史的知識を持った上でお考えください

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