KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

「ネット選挙」にも関わらず依然続く低投票率傾向ー投票率を上げるに

NHKの調査で昨日14日現在の期日前投票の中間発表が行われました。結果は3年前の参議院選挙(投票率57.92%)と比べ12%増456万人だそうです。

一見多くなっているように見えますが最近の傾向として期日前投票は元々増える傾向にあり、逆に当日の投票率は減る傾向にあります。また期日前投票は全体の投票率の10-20%に過ぎないのでまだまだ予断は許しません。

たぶん現状ではまだ自民圧勝自公で参院も2/3以上の絶対安定確保の流れは基本的には変わらないと思います。

何度も当ブログで書いていますが今回の選挙は今後の日本を大きく影響を与えるので可能な限り皆さんに投票していただきたいと心から思います。

さて投票率について面白いことを書いた記事があります。

■選挙と投票率参議院選挙を前にして
http://blog.livedoor.jp/cdim/archives/52328119.html

参議院選挙が近づいています。マスコミは投票率について記事にしています。実際に投票率の高さが選挙結果にも大きく関わりますから気になることは確かです。主なマスコミの論調は投票は国民の義務で投票に行けばこの国はよくなる、というものです。そこには反対するものはなく、投票率が上がることは一般的に言っていいことです。
 ただ、私は名目投票率と実質投票率を分けています。日本では実際の政治・政策についての教育はほとんどしませんが、「投票は国民の義務で権利」と教えられます。生真面目な日本人は、政治には興味ないけど、投票だけはいかないと、という感じで投票に行くのです。政治には全く興味ないけど、「投票だけは欠かさずに行っています。これがちょっとした自慢です。」という人も少なくないのです。つまり投票することと政治に関わることがあまり連結していないのです。おそらくこんな国はあまりないのではないでしょうか。
投票場で、さてさてどの党に入れるといいのか、誰に入れるといいのか、と悩む人も多いのです。だからちょっとマスコミで取り上げられた党や人が浮動票をがっぽりと持っていくのです。小泉旋風の時も、郵政民営化の意味など考えた人はごくわずか。小泉さんならなんかやってくれそう、という軽い気持ちで大きな票が動いたのです。民主党が政権をとった時の衆議院選挙も、民主党マニフェストをまともに読んだわけでもない。まともに読めば矛盾だらけ。そんなのある意味どうでもいい、ということになっていたのです。
<中略>
政治には関心はない、選挙にも関心はない、政策を考えることもまずない、という人が投票だけは行きます、という投票率を名目投票率と言っています。50%の投票率の中で、そのうちの8割くらいはあまり政治を考えていない人の票でしょう。つまり、本当に政策を考えて投票した実質投票率はおそらく10%、あるいはそれ以下なのではないかと思います。
 マスコミも選挙が近づくと政治や選挙についての特集をします。しかし、日ごろ政治に関わっていない多くの国民がいきなり2週間程度で選挙や政策に興味を持つとも思えません。むなしいような選挙戦になるのです。この選挙でいい政治家は絶対に育ちません。
 そうです。選挙(だけ)が大切なのではないのです。もっと大切なのは選挙と選挙の間。つまり日常の生活の中で、いかに政治とのかかわりを持つか。私は、ヨーロッパ、具体的にはスウェーデンで生活をしたことがありますが、国民が政治活動、政治家とかなり近く、日常的に活動があることに驚かされました。だから80〜90%の投票率があるのです。
<後略>

うーん まあ確かにこの人の分析は一理あるとは思いますが...

選挙に行く人間の約8割が「何も考えず、ただ投票」
今話題になってるとか、友人が投票するから、とか

日本人ってそんなにレベルが低いのかな?、と思い
ちょっと絶望的な気分になりますねー

やはり学校の授業で選挙に対する心構え等をきちんと教えていない、ということもあるのでしょう。おそらく文科省わざとそうさせていない可能性があります。意識の高い人間が多くなると権力機構にとって都合の悪いことですから

今のペースですとだいたいss="deco" style="font-weight:bold;">50-55%の範囲かもしれません。これはまだ低いです。何とか最低でも60-65%投票率にしたいですが難しいでしょうか?

せっかく「ネットで選挙運動」ができる初めての選挙ですから、著名人の方も含め「ネット」を通じて選挙に投票に行くようなモーテイベーションを拡大するしか方法はないかもしれません。当ブログも選挙当日までは可能な限り投票を促そうと考えています。

いずれにせよ皆さん、今回の選挙だけは是非投票に行ってください。当日どうしても都合が悪い人は期日前投票に行ってください。投票はよほど会場が混んでいない限りものの数分で終わるはずです。

その数分を惜しんだために、自民党憲法改正で数年以内には言論集会の自由もなくなる社会に日本がなる可能性があります。すでに昨日の記事にその前兆と受け取れる事件が発生しています。
■安部政権の暴走は既に始まっているー言論集会の弾圧の現実
http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20130715

自民党に対抗できる勢力がないから投票しても面白くない」と考えている人も多いようですが、何か選挙をゲームか野球、サッカーの試合と勘違いしているとしか思えないですね。

投票はゲームではありません。私たち一般庶民が持っている武器です。
この武器はどんな政治家も震え上がらせることができ、なおかつ未来を発掘する有効なツールです。

ですから決して棄権しないで下さい。特に今回の参議院選挙においては

ちなみにどこに投票していいかわからない人へ
ご参考まで
■政党・候補者との相性診断
http://senkyo.yahoo.co.jp/vmatch/

各党の政策早見表

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