KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

安部政権の暴走は既に始まっているー言論集会の弾圧の現実

既に何回も当ブログで論じているように、今回自民公明で参議院までも絶対安定多数をとると安倍政権は間違いなく憲法改正に動くと思われる。(このまま衆院選並みの投票率になるとそうなる)

しかし事実上の自民党参議院選挙の公約といえる自民党憲法改正草案」には多くの問題があるのは既に指摘したとおりである。

何度も書くが安倍晋三が改正したいのは96条や9条だけではない。特に私のようにコンテンツ関係、表現をする立場からすればゆゆしき事態になりかねない点がある。
■言論、集会、表現の自由を保障した条文

基本的人権を保障した条文

そしてこれらが決して杞憂ではない、現実化する可能性がきわめて高いことが今回の選挙における事件で明らかになった。以下のできごとはすでに警察は上記の憲法改悪が実現することを織り込んで、どう考えてもなんの罪もない一般市民の言論を弾圧を始めたと考えざるを得ない。もしそうでないと主張するのなら警察はこの両件における行動についてきちんと説明すべきである。

1.「原発賛成?反対?」プラカードを持った市民は「犯罪者」なのか
http://iwj.co.jp/wj/open/archives/89619

参院選公示日である7月4日、福島駅前で行われた安倍総理の第一声となる演説会に、「総理、質問です。原発廃炉に賛成?反対?」と書いた自作のプラカードを持って参加した、40歳女性のプラカードが、自民党亀岡偉民衆議院議員秘書・尾形と名乗る男性と、3名の警察官と思われる男性によって没収された。

さらに、警察官らは、女性を取り囲み、「住所、氏名、電話番号」をしつこく聞き出した。恐怖感を覚えた女性は泣き出し、プラカードを没収されたまま、その場を後にした。

 市民の表現の自由を侵害し、さらには違法とも取れる警察の行為に対し、抗議の意志を示す弁護士・有志らは9日、弁護士会館で記者会見を開いた。

 代表の梓澤和幸弁護士は、「警察官が人の氏名などを聞くには法的要件がいる。キーワードは『犯罪』だ」と前置きし、「警職法第2条に基づき、犯罪を犯そうとしている者、もしくはすでに発生した犯罪について何か知っていると思われる者でなければならない。40歳の女性が一人で演説会に参加して、何が犯罪か。何の関連性もない」と、警察官がプラカードを持った市民を犯罪者扱いしたと指摘した。

その時の模様を警官に取り囲まれ犯罪者扱いされた女性はこう語っている
http://www.ustream.tv/recorded/35345697

こちらはもっとひどい
2.オキュパイ大飯で機動隊に野花を飾っていた女性が福岡で逮捕

大阪ではお花を飾ったことが暴力になるらしい。

これら二件の例を見ても安倍政権は既に暴走し始めているのは明らかである言論と集会の自由は既に警察当局によって奪われているといっても過言ではない。

これらの行為を行った警察は既に安倍総理から言論弾圧の命令を受けたのだろうか?警察側はこの行動について詳細な説明すべきである。

さてこのような動きを見て憂いを感じざるを得ないのは安倍政権の憲法改正で最も悪影響を受けるのは次の時代を担う若者である。
しかしその若者の投票率が低い、低すぎる。何とか若者に投票に行ってもらいたいが投票率が確実に上がるという動きをまだ感じない。実際こういう話をしても何か他人事のように反応する若者が多い。

とにかくしつこいようだが声を大にしていいたいのは

今回だけは選挙にいき自民と維新以外の党に投票してほしい上記のように既に言論集会の弾圧が始まっている

今回投票しないと君らの子供の時代は日本は言論も集会の自由もない独裁国家になっている可能性が高い

投票所に足を運んでほしい。投票はものの数分で終わる。

そう願わずにはいられない

大野 泰史
kyojiohno@yahoo.co.jp

今回の選挙法改正のガイドラインに乗っ取ってブログ記事を書いています。尚、私自身は特定の政治団体とは一切関係ないことを付記しておきます。

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