KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

世論調査ー自民圧勝の不思議と調査方法(もはや時代遅れ?)

衆議院選挙を今度の日曜日に控え(東京は都知事とダブル選挙)実は前々から不思議でしょうがないことがあります。

新聞各紙は衆議院選挙「自民過半数の勢い」とか「自民圧勝」などと書いていますが、私自身はどうにも納得がいきません。

といいますのはtwitterでもfacebookでもその他ブログ記事でも安部自民党を支持する書き込みは少ないです。支持しているのはJ-NSC系などに登録している一部の気持ち悪いネトウヨ連中だけ。

リアルな毎日では自分の周囲に自民党を積極的に支持している人は私の周囲には殆どいないのです。つまり実感として自民党が圧倒的に支持されている」という実感を持つことがどうしてもできないのです。これは前回の衆議院選挙で民主党が圧勝した時とは全く違います。

これは実に不思議なことです。

そこで知り合いのマスコミ関係者に聞いてみました。詳しく聞いて見えてきましたのは大きく分けて2つの問題が現在の世論調査にあります。

まず第一の問題は新聞各紙の世論調査の方法です。

世論調査基本的に電話による調査です。ランダムサンプリングで電話で調査しますが実はこの電話調査、という点に問題があります。

調査自体はかなり公正に行われますが、問題は電話調査であるために「基本的に家にいる人」が対象になる場合が多い、ということです。調査は主に土日に行われるとはいえ「家にいない人」調査の対象外になります。

そうなるとどうなるでしょう?

サラリーマンや働いている人は「家にいない」場合が多いですから調査の対象になる可能性は比較的低いため調査の対象外になる場合が多く、逆に年配、高齢者や主婦等、家にいることが多い人が結果的に世論調査の電話調査に応じる場合が多くなってしまうという点が挙げられます。つまり調査の内容に必然的な偏りが生じやすくなります。

高齢者、年配者は元々自民党支持者が多く、特に前回の選挙で民主党に投票した人は今回は自民党に入れる可能性が高いので必然的に自民党支持の数字は高くなります。(困ったことにこの人たちの大半はネットなどやりません)

ですから新聞各紙で自民党の支持のデータが多いのはあながち不自然ではないかもしれません。

しかしここで1つ思いますのはインターネットがこれだけ普及し、情報も氾濫している現在において電話による調査というものが正しく世論を反映したものになるのか?  正直甚だ疑問です。

おそらくインターネットによる調査をもし世論調査に入れればデータは大きく変わるでしょう。勿論調査の方法をじっくり吟味しないといけませんが,,

第二の問題は調査データの「解釈」の問題です。

結論から申し上げて世論調査のデータ自体に問題はありません。最大の問題はそのデータの「解釈」に大きな問題があります。グ田的には調査結果自体が捻じ曲がっているわけではなく「解釈」を捻じ曲げたりしている可能性が高いのです。つまり支持政党別には確かに自民党が多くても、実際には投票する党について「よくわからない、決めていない」という人の数が圧倒的に多い、という事実です。(新聞社によって多少違いますがだいたい全体の約半分近くがそれに当たります)

つまり世論調査を事実のまま伝えるとしたら、有権者半数近くはまだ未定、 
  というのが本来の正しい報道のしかた、であるはずです。

つまり新装は「よくわからない、決めていない」という人たちを除外した人たちが「自民優勢」報道が真相といえるわけで、友人のマーケテイングの専門家の話では「よくわからない」を除外した集計というのは、マーケティングリサーチャー初心者にありがちなミス(笑)らしいですね。

新聞社としては「よくわからない、決めていない」というのではニュースにならない、ということで結果的にまだ投票する候補者を決めていない層を除外した上で「自民優勢」とつたえるわけです。
ひとことでいえばマスコミのセンセーショナリズムが背景にある、ということができます。

但しこの「解釈」の捻じ曲有権者の心理に大きく影響します。だからこそ問題なのです。結果的にマスメデイアが意図していなくても「世論操作」という風に解釈をされてしまいます。

実際これが有権者の票を「自民」に流れさせる効果、自民が本当に選挙で圧勝する風土を作ってしまいますので...

今回の選挙は今後の日本の大きな分岐点になる可能性があります、結果によっては何度もいいますように極右ファシスト政権ができる可能性があります。

こんな新聞記事があります。

自民党に投票しても3年前に戻るだけ? と考えている人が多いと思います。しかし違います。今の自民党は昔の自民党ではありません。まだほとんどの人が知りませんが、自民党憲法改正案はまさに戦後の民主主義を否定し憲法明治憲法と同じものにするというものです
[http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf:title=http://www.jimin.jp/policy/policy_topics/pdf/seisaku-109.pdf]

安部自民党総裁のいう「日本を取り戻そう、とは戦前に非民主的な日本に戻そう」という意味に他なりません。

そこの部分を熟慮いただければ幸いです、