KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

平清盛ー宋銭と内大臣ーついに藤原頼長登場!!

大河ドラマ平清盛、ついに清盛にとって宿敵となる藤原頼長が登場しました。源義朝はライバルで清盛と切磋琢磨する面がありますが、藤原頼長は完全に清盛に立ちはだかる壁となります。

この頼長は苛烈で妥協を知らない性格により悪左府と呼ばれ、最終的には関白である兄、藤原忠通と対立し、父・忠実の後押しにより藤原氏長者・内覧として旧儀復興・綱紀粛正に取り組みますが、これが結局後の保元の乱の原因の1つとなります。

藤原頼長聖徳太子の十七条憲法により天下を撥乱反正するという大儀名文を持っていましたが、実際の慣例を無視する頼長の政治は周囲の理解を得られず、院近臣である中・下級貴族の反発を招き孤立していきました。まあ戦国時代でいえば石田三成のように、融通のきかない官僚といった感じがありました。要は人間は法律や論理だけで動くのではない、ということが見抜けなかった人なんじゃないでしょうか? 結局は鳥羽法皇の信頼も失い失脚していきます。

しかしあまりいうとネタばれになってしまうので詳しくは書きませんが、最期は実に哀れでした。結局は摂関の地位の保持するために骨肉の争いになってしまうのですが、この時の藤原氏の同属争いは本当に醜いです。

山本耕史
演じる藤原頼長はそうした公卿でも激しい性格だった頼長悪左府の異名に恥じず、憎憎しく演じてくれるものと期待します。やはり敵役が憎らしくないとドラマは盛り上がりませんからね。