KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

ネットが得意なこと、不得意なこと

先日の記事「ネット万能論、IT革命論に固執する人たち」
http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20111009

にも書いたが実際には殆どユーザーがネットが万能でないことを知っており、そんなことにこだわる人間はネット人口の中でもごく一部の人間であるのは明らかである。基本的に次の2点は抑えるべきだろう。

1.インターネットは「パーソナル」なメデイアであって決してマスメデイアにはならないし、なれない。そこを取り違えると本質が見てこない。
2.そして当たりまえだがリアルあってのバーチャルである。インターネットは所詮バーチャルの世界だがそれはリアルの世界での動きがあって初めて成り立つ。

ここで大まかにだが私が感じたネットが「向いている点」と「向いていない点」を私自身のためにも整理しておきたい、と思った。必ずしも全てのケースを網羅しているとは思えないので、見落としている点等があったら是非ご指摘いただきたい。

インターネットの効果的な部分とそうでない部分

各分野 有効な分野(長所) 効果がない分野(短所)
連絡ツール
(email)
いつでも早く連絡ができる。
コンテンツ等のファイル添付もできる等高い機能性
スパムやMLM「出会い業者関係」等の迷惑メールやウイルス添付の危険なメールが届く場合がある
SNS 長年会えなかった友人とSNSでつながる
新しい人間関係構築のツールになりうる。
人間関係を構築しても、お互いに会っていないために、明確な人間性が見えない場合がある。ビジネスに発展してもお互いよく知らない前にビジネスを行なって問題に発展する場合もある。

またソーシャルネットでつながるのが必ずしも良い人間とは限らない。「荒らし屋」トーカー、犯罪にさえ繋がる恐れもある。
情報の伝達 非常に早い。時にはマスメデイアより早く情報が伝達する場合もある。
非常に安価で情報が手に入る。
情報源の確実性に問題がある場合が多い。そのためデマも流れやすい

機密情報等が一度流れてしまうと手がつけられなくなる。そのため情報管理のコンプライアンスの確立が不可欠。
情報の告知
宣伝
極めて安価で情報を告知することが可能。
アフィリエートで比較的効率よく広告効果を出すことが可能
告知の効果に限界
ロングテールの尻尾の範囲のプロモーションはできるが。インターネットのみの告知では「マス」のレベルまではいかない
ビジネス B to B(企業間取引)には一定の効果を出すことは可能。しかしB to C (企業から一般コンシューマー)はある特定分野(同人誌系、アニメ、ゲーム、地域の名産品等)では有効 左の特定の分野を除いてはB to C の発展性に限界。投資したほどに効果がない場合がある。
ECサイト 利便性は高い。お店等に行く時間がない場合は非常に便利 Amazon等の有名なECサイトだと安心だがそうでないECサイトだと不安や商品が届かない場合も。
送料がかかると割高になる場合がある。

商品によってはECサイト経営者にとっても送料が負担になる場合がある。
マーケテイング テストマーケテイングが可能

ブログ等で消費者の反応等の調査もできる
さまざまなネットツールを使って事前に情報告知を安価で行なうことも可能。
インターネットのみで付加価値をつけたりブランデイングを行なうのは不可能
あくまで市場調査のみでブランデイングはネット以外のところで行なうべき
コンテンツ 安価でマーケテイングや告知が可能
安価で販売等も行なえる。
デジタルデータは簡単にコピーペーストができるため不法コピー著作権侵害のリスクが生じやすい
ネットでは情報やコンテンツが安価な方向ー値崩れする方向に行きやすいため、ネット配信や情報を流す場合ある程度のリスクを負う覚悟が必要
(例えクラウド化してもコンテンツの価格低下の傾向は止まらない。)

とりあえず思いついたのは以上だが、また追加で書くかもしれない。また書き忘れたこと等があればご指摘いただければ幸いである。