KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

ソーシャルネットは完全相互監視社会

facebook経由で友人に興味深い記事を紹介してもらった。

■ソーシャルな何かが実現する完全透明社会って、別の言い方をすると完全相互監視社会みたいなものにも思える
http://blogs.itmedia.co.jp/showbiz/2011/08/post-ec24.html

個人的には思い当たることが多々ある。

私の音楽業界について書いたブログ
「Kyojiの音楽ひとりごと」
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/

では今まで音楽業界に関する問題点等も多く論じてきた。その記事を支持してくださった業界関係者も多くいたが、同時に業界内で少なくない数の「敵」も作ったのも事実である。

また地上波のテレビや大手のプロダクションは関係者が「情報解禁」されていない情報を漏らしていないか、絶えずチェックしており、会社によっては専用スタッフが存在している。まさにソーシャルネットの「監視社会」である。

だが何よりも私の実体験として一部の人間の「気に食わない」発言に対する「荒らし」行為や、なかにはトーカー行為まで働く輩もいた。実際警察に相談した事態にまで発展している。(私の会社の「会社概要」に詳細な住所や電話番号を記載していないのはそのためであるー自己防衛上の理由だ)

だから「ソーシャルネットはすばらしい云々」の言質で諸手を挙げてネット社会を讃美する風潮があるが、問題はブログを含め、ソーシャルネットの発言、つぶやきを見ている人間は良い人間とは限らない、ということである。

ここ数年で肌で感じたのは世の中にはヒマ人本当に多い、ということだ。しかもそのヒマ人の大半はネットで悪さを行なっている。小人閑居して不善を成すという言葉があるが、まさにインターネットはその状態で、「荒らし」「スパム行為」をして楽しんでいる連中が少なくないのだ。世の中にとって百害あって一利ない連中だが、そういう連中がネットに対して一定の影響力を保持しているというのもインターネットの現実だ。

インターネットだからどんな情報を発信していいというものではない、残念だが情報を発信する時には「自己防衛」のことも考えざるを得ないのが現実だ。またブログにせよ、twitterにせよ情報を「公開」する、という意識はしっかり持ちながら行なうべきだろう。当然一定のリスクも覚悟しなければならない。

その意味で考えさせられる記事であった。とかく「ネット礼賛系」「アメリカがこうだから日本もこうあるべきだ系」の記事しか載せないITメデイアにしては珍しく情報社会について客観的な分析を行なった記事といっていい。こういう記事が増えていけばネットの論調も偏った方向に行かないで済むと思う。