KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

計画停電原則廃止ーこれを脱原発の出発点としよう

昨夜午後11時33分のM7.4の「余震」本震がバカでかかったので、「余震」とはいえ、死者も出るくらいの規模で東京もかなり1分以上は揺れました。被災地にとっては追い討ちをかける地震で本当にいつになったらおさまるのか、とも思います。

その時おそらく誰もが思ったのは「原発大丈夫か?」ではなかったでしょうか? 福島第一だけでなく東北にある女川原発は? 六ケ所村は? 東通原発は?

一応現段階では、各原発も異常を示していないとの報告ですが、外部電源が遮断されたが、非常用発電機が稼働中でとりあえずは安定しているとの報告ですが、今までが今までだけにそのまま信じていいのか?という疑問もあります。
女川原発で外部電力2系統途絶 残り1系統で冷却
http://t.asahi.com/1zes

しかし東北の電力の復旧にはまだメドがたっておらず、予断は許さない状態と考えて良さそうです。
■東北の広域停電、完全復旧めどたたず 余震死者2人
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201104080153.html

そんな折、東電計画停電の原則廃止を発表をしました。
計画停電の原則廃止を発表 電力対策本部
http://www.asahi.com/special/10005/TKY201104080129.html

4月中に原則廃止する計画停電について、再び実施を迫られる事態を回避するため、事業所や家庭にピーク時の最大使用電力を15〜25%削減するよう求める。一方、東京電力の藤本孝副社長は8日の記者会見で「今後、計画停電は原則として実施しない」と発表した。<中略>
削減目標は契約電力が500キロワット以上の工場やビルなどの大口需要家が25%、零細企業や商店などの小口需要家は20%、家庭・個人は15〜20%。大口需要家には電気事業法に基づく「電力使用制限令」も発動する。東京電力は発電能力の一層の増強なども進め、「夏季も計画停電の原則不実施の継続を目指す」(藤本副社長)としている。

計画停電はもう2週間近く実質行なわれておらず、また世界でも最大級の火力発電所鹿島火力発電所の復旧にメドがたったことも今回の「計画停電原則廃止」の発表に大きく寄与したもようです。先日鹿島の3号機が復旧、稼動し本日2号機も復旧する模様です。
http://www.tepco.co.jp/cc/press/11040801-j.html

5号機、6号機もおそらく不測の事態が起きない限りは一週間以内に復旧するようで、これにより4300万KWの供給力まで回復します。

しかし夏場用には現在提示されている供給力アップの案でも以前として例年より1000万KW不足している状態でまだまだわかりません。今年が昨年のような気違いじみた暑さにならないことを祈るしかありません。

そんな中、やはり原発に依存しないで充分な電力を確保する方法を私たちは真剣に考え直さなければならないと思います。計画停電で私たちはいかに電気というものがありがたいものかがわかりました。そして電気というものがないと仕事にならない。ということも自明の理です。

しかしだからといって原発に過剰に依存することがいかに恐ろしい事態になるかについて私たちは実感しました。その意味で脱原発を今真剣に考え直す時期です。

「反原発ではなく脱原発です。両者は根本的に違います。「反原発原発の存在そのものを否定するものですが、脱原発原発の存在を受容した上で「原発以外」の電力供給方法を真剣に考えるスタンスです。なぜならもうすでに原発によって発電されている電気を現実に今使っているわけですから...

そのためにも我々一人ひとりが真剣にエネルギー、電力について考える時期だと思います。もうすぐ都知事選挙ですが、そうしたエネルギー問題や防災についてきちんと考えている候補に投票したいと思います。