台湾からの支援
■日台交流センターに聞いた「義援金100億突破―」台湾はなぜ親日家が多い?
http://www.cyzo.com/2011/04/post_6993.html
まずここで抑えていかなければならないのは台湾でも内省人(本省人ともいうー先祖代々台湾の人)と外省人(大陸から来た人ー中国の国民党系が多い)でかなり日本に対する意識がかなり違うという点。
いうまでもなく数的には内省人が圧倒的に多い。北京語ではなく「台湾語」を話す人たちである。その中にはいわゆる客家も多く華僑社会に大きな影響力を持つ人も少なくない。一方外省人(大陸から逃げてきた人)は先祖が日中戦争でひどい目にあったこともありまだ反日感情は完全に癒えていない。
しかし中国大陸と大きく違う点が3つある。そのためにその反日運動も中国や韓国のそれと比べてもそんなに激しくない。理由は
1.一応国の運営は国民党、民進党の二大政党による「民主主義」の形態を取っており、どこかの国のような情報統制は一切ない。
2.中国や過去の韓国のような「反日教育」をしていない。
3.国(台湾を国といっていいかはともかく)の構造上国民党=外省人、民進党=本省人といった単純な図式ではなくなっており、それに伴い反日感情もうすまっている。
・蛇足だが台北市では中国本土よりも沖縄県の与那国島の方が近いため(天気がいい時は対岸が見える)普通にNHKが見れてしまう。BS放送も受信可能なため。台北市の人はNHKの朝の連ドラとか大河ドラマとか普通に見ている。地理的に近いこともあって日本には親近感がわいているのだ。
うちの取引先に台湾のCD工場があるが、先日社員全員の署名入りで「日本 がんばれ!!」という手紙をもらった。思わず目頭が熱くなった。中国や韓国では反日感情が根強いのでそういうことはなかなか起きない
台湾と日本は公式には「国交」がない。しかしビジネス交流は盛んだ。こういう「友人」は大事にしなければならない。
支援にただただ感謝である。