KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

中東での民衆の抗議運動とバーレーンの虐殺

先日のエジプトでの民主化運動で30年続いたムバラク政権が崩壊しましたが、この動きは既にご存じのとおり他の中東諸国にも飛び火しています。政権を最も長く続けているカダフィリビアを始め、オマーン、そしてバーレーン

そして昨日そのバーレーンで起こってはならないことが起きたようです。
http://t
NHKニュース バーレーンで発砲 50人けが


http://www3.nhk.or.jp/news/html/20110219/k10014160801000.html

バーレーン治安当局、反政府デモ隊に発砲 武力鎮圧に乗り出す

http://sankei.jp.msn.com/world/news/110219/mds11021901500004-n1.htm

4人死亡、と報じられていますが昨夜未明のtwitter経由からの現地のジャーナリストの話からしますともっと大勢の死傷者が出ている可能性が高いようで、現地のジャーナリストは「虐殺」と表現しています。

twitter経由からの現地のジャーナリストのレポートですと

「病院の周囲は病院の中でも市民を襲い発砲している」(Lisa Smith 記者)
「病院にも催涙ガス。 現場のジャーナリストの話だと実弾が使われている。軽量級の散弾でもゴム弾でもなく、実弾で民衆が銃撃されている」MSIのレポート)
「パニック状態に陥った医師が助けを呼んでいる。頭を撃たれた人、頭蓋骨が散乱している。恥ずべきことだ」アルジャジーラ トムラッセッター記者)
バーレーンでの救急医療は満杯の模様。13歳の女の子が担架で苦しんでいるし、もう1人の男性はひどい頭部の負傷、そして血だらけのシャツで病院に入った人が取材に強力」(Nick Kristof 記者)

(いずれもtwitter経由)

中東の一連の動きを見ますとマスメデイアの報道よりもtwitter経由の報道の内容の方が早くて正確であることが多いということですね。
何が本当に起きているのかは現地のジャーナリストが一番現場で見ているわけですから..

いずれにせよ残念ですがリビアオマーンバーレーンもエジプトのようには行かないかもしれません。

しかし今回のこの無抵抗、無防備の市民(病院にまで)に実弾で発砲する命令を下したバーレーン国王、王室は糾弾されてしかるべきではないでしょうか? この虐殺でバーレーン王室は裁判にかけられるべきだと思います。これは王制の「終わり」の始まりです。こんな王室を国民が支持するはずがありませんから...

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