KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

大相撲八百長問題に見る協会の体質と自浄能力の無さ

私も昔は相撲ファンだった。国技館にも何回か足を運んだことがある。

しかし最近はめっきり見なくなった。別に日本人力士が少なくなったから、というわけではなく何か相撲に「個性」がなくなったように思った。朝青龍は確かに強かったが品行方正という面では大いに問題があったし、昔は上位力士を食う曲者力士がたくさんいたが最近はそういう力士が少なくなった。貴乃花、曙、武蔵丸舞の海などがいた時代が懐かしい。あの時代の相撲は本当にワクワクした。最近はそういうのがない。

そしてこの八百長これはだいぶ前から噂としてあった。例の「板井」の暴露本の話もあったが協会は頑としてその存在を否定してきた。

しかし今回の事態ーあれほどないと言い張っていた八百長が発覚、ここ数年から続く相次ぐ不祥事(朝青龍の暴力問題、野球賭博問題)も相まって、これは勿論相撲協会の体質そのものに批判が集中するのは当然だ。だがここでマスコミの報道のように3力士を「悪者」にするだけで問題が解決するような単純な問題ではないことを認識する必要がある。

ここで問題点を整理すると

1.今回の八百長問題は時間的には昨年の「野球賭博」とほぼ同時期の時間軸で起きていることになり、「野球賭博」の問題が発覚した時に相撲協会が本当にきちんと内部調査をしたのか疑わしい点。
何よりも「板井」の暴露本事件の時に、あれほど八百長」はないと言い張っていたにもかかわらず今回の発覚。そもそもきちんとした調査を本当にしたのか、やる気があったのかが疑わしい。

2.朝青龍の暴力問題、野球賭博問題、暴力団問題、そして今回の問題と次々に不祥事が発覚し体質改善をしなければならないときに、協会幹部に「相撲協会以外」の人間を入れることを頑ななまでに拒否している点。
(自浄能力がないと思われても仕方が無い、そもそも本当に体質改善するつもりがあるのか、といいたい)

3.そして今回の事件を発覚させるために警察がメールのやりとりをマスコミの公開している点。本来こういう証拠になりうるものは原則公開してはならないはずである。−しかもメールには事件に無関係な個人情報も多数あるはずー (そもそも今回の発覚のいきさつが何かうさんくさい。)

いずれにせよこの状態で「公益法人化」するといっても国民は納得しないだろう。まあ手続き上ハードルがあるのがわかるが、幹部に外部の人間を入れる等の体質改善の意志を明確にしない限り、国民の理解は得られないだろうし、ファン離れはとまらなくなる。

八百長3人関与認定、新疑惑なし…大相撲特別委
http://www.yomiuri.co.jp/sports/sumo/news/20110205-OYT1T00714.htm?from=tw