KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

Wikileaksはまだ健全なジャーナリズムが存在している証しである。

既にご存じの通りWikileaks創始者ジュリアン アサンジ氏が逮捕されているが、それにしても日本のマスメデイアはアサンジ氏を「機密情報を盗んだ」とか「不正に情報を手に入れた」といったような伝え方をしているが、これは全く事実に反している。同じマスコミ人が健全なジャーナリズム精神を有している人間に対してこのような報道を行なうというのは信じがたいし、日本のマスコミには健全なジャーナリストはもはや残っていないという証拠かもしれない。

日本人はマスコミの報道を何でも鵜呑みにする人が多いしネットにもその手の書き込みが多いが、それは違う。マスコミの報道は全く正しくない。

まずジュリアンWikiLeaks逮捕直前に彼の故国オーストラリアの新聞にあてた投稿を読んでいただこう(訳:市村佐登美)

■Don't shoot messenger for revealing uncomfortable truths
http://tokyobalearic.net/?eid=146#comments

1958年、アデレードの「The News」編集長兼オーナーだった若き日のルパード・マードックは、こう書いた。「秘密と真実を競わせたら真実が常に勝つ。それは避けようがない」

彼の論考はおそらく、父キース・マードックの暴露報道を受けてのものだったろう。彼はガリポリの海岸で無能な英国司令官らのせいで豪州志願兵の命が無為に犠牲になった事実を報じた。英国は彼の口を封じようとしたが、それで黙るキース・マードックではなかった。彼の努力はやがて功を奏し、壊滅的被害を出したガリポリの戦いは終わった。

あれから1世紀近く経った今、WikiLeaksも恐怖にもめげず果敢に、公表すべき事実を公開している。

僕はクイーンズランドの田舎町に育った。そこではみんな自分の思うことを明け透けに喋っていた。大きな政府は信用しない、用心して見張らないと腐敗するかもしれないから―そんな土地柄だった。実際、フィッツジェラルド審問前のクイーンズランドは、政府が腐敗まみれの暗黒の時代だった。政治家が真実を伝えるべきメディアに報道規制をかけるとどうなるか。それを示す何よりの証拠だ。

こうしたことは僕の体の中にずっと残っている。WikiLeaksはこうした価値を軸に据え、その周辺に創成された。インターネット技術を全く新しいやり方で活用しながら真実を報じる―この発想は僕がオーストラリアで授かったものだ。

WikiLeaks があみ出したのは、「科学的ジャーナリズム」という新しいタイプのジャーナリズムである。我々が他の報道機関と一緒に働くのは、人々にニュースを伝えるためもあるけど、報じる内容が事実に間違いないんだよ、と証明するためでもある。科学的ジャーナリズムにおいては、ニュース記事を読んだその人が、記事のベースとなる元の文書までクリックして見ることができる。こうすれば読み手は自分の目でニュース判断ができる。この記事は本当だろうか? 記者は正確に伝えたのか? と。

民主主義社会には強いメディアが不可欠だ。WikiLeaksはその一翼を担う。政府を正直な状態にキープするお手伝いをするメディアのね。WikiLeaksはこれまでにもイラク、アフガン戦争に関する厳然たる真実を白日の元に晒し、企業の不正をスクープしてきた。

<長いので以降は上記リンクから本文を読んでください>

本稿寄稿者Julian Assange氏はWikiLeaks編集長。

WikiLeaksは世界中の健全なジャーナリストが報道すべきなのに報道できなかった事実を伝えられる手段だった。各情報はそれぞれジャーナリストの良心に基づいて提供されたものである。決して不正に情報を盗んだものではないはずである。そして中には各政府の驚くべき不正が暴かれていた。その結果各政府が躍起になってこのサイトをつぶしアサンジ氏が不正をしているかの報道を各マスメデイアに流させた。マスコミもその事情を百も承知していながら政府の片棒をかついでいるわけで、その面ではどの国のマスコミの報道もあまり信用できないことを今回の事態は明白にしている。アサンジ氏の直接の容疑は「婦女暴行(これもでっちあげの可能性が高い)」という絵に描いたような別件逮捕だが、今回の逮捕がいかに不当なものかおわかりいただけると思う。

民主主義社会は健全なジャーナリズムが存在してこそ機能する。その民主主義社会から健全なジャーナリズムを消してはならない。アサンジ氏のいうように「不都合な真実を伝える」メッセンジャーを消してはならないのだ。
Wikileaksをサポートするための署名ができます。

http://www.avaaz.org/en/wikileaks_petition/97.php?cl_tta_sign=43fd10fea4ae36cc216091076eb0b970

「ウィキィリークスを弾圧することに関わるアメリカ政府、その他の政府また企業へ
私たちはあなた方にウィキィリークスとその仲間への弾圧を直ちに止めるように求めます。
私たちはあなた方に民主主義の原則と表現、報道の自由を保証する法を尊重するように求めます。
もしウィキィリークス、それにウィキィリークスとともに活動しているジャーナリストたちが何らかの法を犯しているのであれば、彼らは法に基づき法廷にて追及されるべきです。彼らが法を無視した組織的な脅しにさらされるべきではありません」

To the U.S. and other governments and corporations involved in the crackdown on Wikileaks:
We call on you to stop the crackdown on WikiLeaks and its partners immediately. We urge you to respect democratic principles and laws of freedom of expression and freedom of the press. If Wikileaks and the journalists it works with have violated any laws they should be pursued in the courts with due process. They should not be subjected to an extra-judicial campaign of intimidation.

知り合いのジャーナリストが云っていた。

「情報をコントロールすることが力になる、そんな世界はもう止めにしたいです。
情報を共有することが力になる、そんな美しい世界をみんなで創っていきましょう。 」

全く同感である。