成年後見制度
というものをご存じでしょうか?
要は高齢者がもはや自分の財産を管理する能力がなくなった場合に4親等以内の親族、もしくは法定の管財人がその財産を管理することを法的に認める制度です。
私の叔母は今年で90歳ですが、戦争未亡人で子もなく親戚も高齢化して動けなくなっているため事実上身寄りのない状態になっていました。初期のアルツハイマーと診断され、当然ながら自らの財産を管理する能力もなくなったため、ケアマネージャーや施設の方から勧められこの手続きを進めることになりました。
手続きは家庭裁判所への申し立てという形でおこなわれ、叔母が新潟在住のため東京では手続きができす、新潟家庭裁判所に申し立てをするしかありません。そろえなければならない書類も私と叔母の戸籍謄本、医師の診断書等で膨大で、例によってお役所の手続きは実に面倒なものです。
母親の実家もある新潟市にその関係でこれから何回か往復せざるを得ません。
また叔母が現在住んでいる施設は「ケアハウス」でここはある程度自立できる高齢者の施設ですが、叔母はもはやヘルパーさんなしには何もできなくなっているので、現在特養老人ホームへの移転のための作業もおこなっております。
初期のアルツハイマーのためあとどのくらい生きられるかという問題はありますが、高齢化社会、本来の業務以外にもいろいろやらねばならないことが多くなります。
ちなみに叔母はそんなに資産家ではありませんので、別に財産目当てでやっているわけではありません。(笑)