KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

最近の大河ドラマで気になることー殺陣のシーンが少ない

先週は「龍馬伝」について池田屋に関する記事を書きましたが、思いがけなくアクセスがあがったので驚きましたが、要は龍馬伝の「池田屋事件」のシーンでの斬りあいの様子が描かれていなかったこに関する不満のようです。

まあ確かにそうですね。新撰組池田屋に入り込む時に志士が階段から転げ落ちるシーン、土方歳三が遅れてきた会津藩に対して「今頃来て手柄を横取りするつもりか?」と凄みを利かすシーン、そういうのがありませんでした。

確かにだいたい「功名ヶ辻」あたりからだったと思いますが、時代劇であるにも関わらず殺陣のシーンは確かに少なくなっていますね。昨年の「天地人」などは戦国物なのに、戦のシーンがそれこそ異常なほど少なかったですし、今回の「池田屋事件」でも実際に斬りあっているシーンは殆ど描かれず、龍馬が自刃した望月亀弥太と辛うじて死ぬ間際に話すことができたシーンのみが描かれていました。

まあ時代劇には殺陣がなくては、という時代劇ファンにとっては不満を感じるのは当然でしょう。

この理由に関しては私は関係者でないのでなんともわかりませんが、考えられるのは
1. NHK「功名ヶ辻」、篤姫で獲得した女性ファンを離したくないので、「残酷」(!?)と受け取られかねない殺陣のシーンを最小限にする、という方針にしていること

2. 殺陣のシーンを「子供も見ているから望ましくない」などとクレームをつける人間が存在していた可能性

の2つの理由が考えられます。

特に私はNHKとの仕事のつきあいで感じますが、NHKは体質的に「声高き少数派」に対して非常に弱い体質があり、一見暴論に見えるクレームも受け入れてしまう可能性を持っています。

まあ全国民に対して平等に公共放送を届ける、というのを社会的な使命としてNHKの方針に盛り込んでいますから、どうしても八方美人的にならざるを得ないという面があります。それを考えると2番目の原因に類することがあったのかな、という風にも考えられます。

あくまで推論の域を出ていませんが、どうも最近の大河ドラマに「殺陣」のシーンが少ないのも何らかの特殊な理由があるように思われます。

ちなみにNHKは公共放送でコマーシャルもないから視聴率は気にしなくていい、という風にいわれます。確かに大半の番組に関してはそうです。

但し例外があり、以下の番組はNHKの「存在理由」もあいまって低視聴率ではNHK内部では済まされない事情があるようです。

1. 紅白歌合戦
2. NHK大河ドラマ
3. 朝の連続ドラマ
4. 午後七時のニュース

これらの番組に関しては低視聴率に終わった場合過去プロデユーサーの首が飛んでます。

まあNHKというところ、いろいろと難しい事情が複雑にからみあっているところであることは確かなようです。