KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

民放が創価学会CM放映を解禁

正直いって私が関係している音楽業界も創価学会関係者がものすごく多い。私が関係している事務所やアーチストにも関係者がいるので、創価学会そのものに関してはあえてここでは触れない。(私自身は創価学会とは直接関係はありません、念のため)

ただ私の非常に近い人間は創価系の学校を出ているが、だからといって必ずしも創価学会関係者とは限らないということは付け加えておこう。

ただそういうことは全く抜きにしてもこれは問題だ。なぜ問題かというとこの団体が一時は政権の中枢にすらいた政党と表裏一体の関係になっているという点である。これは選挙時に流す各政党の政見CMとは全く次元が違う話である。(これは放送法によって厳密な管理の元行なわれている)これは政治に関しても強い影響力を持つ宗教団体がスポンサーになる、という話であり、資金も潤沢なことを考えると民放にとっても大きなクライアントになることは想像に難くない。

記事の中でも「フジと日テレの局内では報道スタッフを中心に“選挙、学会、公明党の報道に支障をきたすのではないか”という指摘があった」というが当然そうなるだろう。ただでさえ民放の報道の信頼性が低くなっている現在、こんなことをしたら公明党に対する矛先が鈍るとかんぐられてしまっても仕方あるまい。選挙期間でもない時に特定の政党と関係が深い団体を重要なクライアントにしてしまったら、報道に対する悪影響はまず避けられない、と考えるほうが自然だ。

広告収入が減り背に腹は代えられない”というのはわからないではないが、やはり放送倫理というものを考えながらスポンサーの獲得をする必要はあるのではないか? ただでさえ低くなっている民放の報道内容の信頼性が余計に下がってしまうことになりかねないし、それがどういう結果をもたらすか、もう少し考える必要があるだろう。

■公共の電波が創価学会のCMを解禁するのは問題じゃないのか(日刊ゲンダイ

http://news.nifty.com/cs/entame/showbizddetail/gendai-07029053/1.htm

スポンサーの「CM離れ」が深刻になっているテレビ界。ここにきて民放各局がある重大な決断を下した。間もなくテレビ東京創価学会のCMの放送を “解禁”し、他のキー局も順次放送を開始するという。久本雅美ら学会員タレントがCMに起用される可能性もありそうだ。

 すでに創価学会ローカル局やラジオ局など電波系メディアにCMを大量に出稿している。タクシーに乗って、ラジオから「創価学会〜♪」というCMが流れてくるのを聞いたことがある人も多いのではないか。

 しかし、影響力がケタ違いの全国ネットのテレビ放送となると話は別。テレビ局内でも創価学会のCM解禁には慎重意見が相次いだという。

「フジテレビと日本テレビが08年10月から『創価大学』のCMを放送して、話題になったことがあります。ちょうどその頃、衆院解散が近いとみられていたため、フジと日テレの局内では報道スタッフを中心に“選挙、学会、公明党の報道に支障をきたすのではないか”という指摘があったそうです。今夏も参院選があって、状況は1年半前と重なります。創価学会がスポンサーになって、報道の公平性が担保できるか疑問です」(マスコミ関係者)

 そもそも、かつてテレビ局はパチンコ関連、宗教団体関連、ハイリスクの金融商品のCMを不文律で禁止してきた。それが08年のリーマン・ショック以降、なし崩しになり、今やパチンコ台やFXのCMが普通に流れている。そして、創価学会のCMがついに解禁……。

 メディア論が専門のある大学教授がこう言う。

「信教の自由がある日本で、宗教法人がCMを流すことが一概に問題とはいえません。むしろ心配なのが“背に腹は代えられない”と次々に『禁断の果実』に手を出すテレビ局の姿勢です。放送倫理について、もう少し真剣に考えてもらいたい」

 一番ツライのは創価学会に興味のない視聴者だが……。

日刊ゲンダイ2010年1月27日掲載)