KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

バリウムによる憩室炎(けいしつえん)のその後

もう今から一年半前の当ブログの日記に以下のようなものがありました。

■何とバリウムが緊急入院の原因ーブログ更新できませんでした

http://kyojiohno.cocolog-nifty.com/kyoji/2008/01/post_bda7.html

この当時は現在のように「音楽関係」と「その他」の記事を分けていませんでしたので私のもう1つのブログ
http://kyojiohno.cocolog-nifty.com
にも記していますがこのブログにも同じ内容の記事をアップしておきます

急性虫垂炎ということでとりあえず一週間強で退院、その後約二週間で仕事に復帰したわけですが、現在は肥満体によくあることらしいですが、腹壁瘢痕(はんこん)ヘルニア という状態になっています。これは手術あとの腹壁の瘢痕部(傷口)が癒合せず、腸管が脱出して、皮膚を押し上げるもので、肥満体系の人間によく起こることらしい。皮膚自体はくっついているので腸がそのまま飛び出ているわけではありません。幸い今のところ症状は軽いのですが、現状で再手術しても再発の可能性が高いと(お腹の脂肪の「圧力」でまた開いてしまう)いわれ結局は「ダイエット (!!!)」」するしかない、といわれてしまいました。ある程度お腹の脂肪がなくなってから、再手術を考えましょう、ということになっていますが、実は根が食道楽ということもあり、なかなか減量できず手術までに至っておりません。

まあしかしそれは私の体質の問題で今回のそもそもの原因とは無関係です。

要はこの急性虫垂炎胃カメラに使うバリウムが腸や虫垂にたまり炎症を起したのが原因ということで、健康のためにやったことが逆に病気の元になってしまった、というのが問題だと思いました。特に問題はバリウムを使った検査にはこういうリスクがあるということが人間ドックの説明やがん検診の説明のどこかに書いてあったという記憶がないという点にとても大きな問題を感じました。

そこでそのブログのコメントを通して独立行政法人 医薬品医療機器総合機構といういわゆる特殊法人の存在を知り、そこへ問い合わせてみました。
 http://pmda.go.jp

この独立行政法人は薬品における副作用によって被害を受けた患者を救済するという制度(健康被害救済業務)を始め、薬事法に基づく医薬品や医療機器などの承認審査等の業務を行なっている特殊法人です。詳細は以下をご覧下さい。
http://www.pmda.go.jp/guide/outline/business.html

私も一年半前の手術をきっかけに初めて知ったのですが、その中の「医薬品副作用被害救済制度」から今回の事態について申請をしました。その被害制度の概要を以下に引用します。

医薬品は、人の健康の保持増進に欠かせないものですが、有効性と安全性のバランスの上に成り立っているという特殊性から、使用に当たって万全の注意を払ってもなお副作用の発生を防止できない場合があります。このため、医薬品(病院・診療所で投薬されたものの他、薬局で購入したものも含みます。)を適正に使用したにもかかわらず副作用による一定の健康被害が生じた場合に、医療費等の給付を行い、これにより被害者の救済を図ろうというのが、この医薬品副作用被害救済制度です。この医療費等の給付に必要な費用は、許可医薬品製造販売業者から納付される拠出金が原資となっています

詳しくは以下をご覧下さい。
http://www.pmda.go.jp/guide/outline/business.html

そこでここに申請をするために例によってお役所ですから実にたくさんの書類を用意しなければなりません。私の場合は

・医療費医療手当て診断書(主治医によるもの)

・投薬証明書(地方医療機関

・受診証明書

・自己負担額の領収書のコピー
の4つを提出しましたが、申請内容によって提出する書類も違ったり別の書類も必要になりますので詳細は以下のページをご参照下さい。http://www.pmda.go.jp/kenkouhigai/help.html

そしてこういうのが究極のお役所仕事なのだな、と思いますが申請する時に審査が降りて救済金が下りるのは何と平均八ヶ月!!!!


さすがに一度は申請を躊躇しましたね。本当に忘れた頃に出るわけですが、でもこのままなき寝入りするのは嫌なのでとりあえず書類をそろえましたが、書類が全部そろうのに三ヶ月以上かかりました。

そして昨年の5月頃ようやく申請、まあ八ヶ月だから2008年度内に下りるかどうか、という感じでしたが、 

実は最終的にはもっと時間がかかってしまいました。

この医薬品医療機器総合機構から追加書類の提出をしろ、というのが5−6回来た覚えがあります。そして最近知ったのですが私の虫垂炎を担当した医師の所にも2−3回医薬品医療機器総合機構から今回の症状に対して執拗なまでに問い合わせが来たらしく、何か私の方で主治医に迷惑をかけてしまったようで申し訳なく思いました。(医師自身も「これ以上の協力は困難」と書類に書いておりました)

そして当初言われた八ヶ月を過ぎても下りる様子はない、正直もうどうでもいいや、という感じになりましたね。ダメならダメでいいや、と思ってしばらくして医薬品医療機器総合機構から救済金が降りるという連絡が来たのは今月始め、そして先日入院費の実費のみですが、救済金が降りました。

しかし昨年の申請から一年と一ヶ月余り、なぜ通常より時間がかかったのかについては医薬品医療機器総合機構から一切の説明はありませんでした。

まあ救済金が降りたからいいではないか、と思うかもしれませんが何かこの一年強、何となくお役所仕事に振り回された感もありますね。本当にお役所仕事の最たるものといっていいでしょう。

ところで今回のケースから、バリウムによる検査から憩室炎(けいしつえん)、虫垂炎のリスクがある、という情報は広く知らされるんでしょうか? 私もこういう事態になるまでそういったリスクについて全く知りませんでしたし、おそらく殆どの人がそうでしょう。

救済金(手術費の実費)が降りたからそれでいいではないか、という問題ではないと思います