オバマ米大統領がイスラム世界向けに包括演説
CNNで2時間近い演説、結局全部聞いてしまった。
■オバマ氏がイスラム世界向けに包括演説、相互の尊敬肝要と
http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200906040036.html
そもそもアメリカ大統領がカイロ大学でイスラムとの相互理解を呼びかける演説をすること自体、ちょっと前では考えられなかった。
新自由主義とグローバリズム一辺倒のブッシュ政権と違い、オバマはそれらがイスラム的価値や伝統にそむいている部分を指摘しだだけでも大きい。日本では以前ほどではないにしろ、いまだ新自由主義とグローバリズムを支持する人間が少なくない。とりわけIT系のジャーナリストや実業家の間ではまだ根強い。
演説の中身自体は評価できるものだし、イスラム社会にもイスラエルにも一部の過激派や極右を除いたらおおむね好意的に受け止められている。
しかし演説はともかく実際の行動はやはり大きな困難を伴うだろう。
あるパレスチナ人が「言葉は支持できる、今度は行動だ」とCNNのインタビューで答えていたのが印象的