KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

草薙復帰ー少数派の意見の「多数化」とエセ正義

正直自分にとってはどうでもいい話題で今度こそスルーしようかと思ったが、書いてしまうというのは自分も踊らされているのだろうか?

■「謝罪しろ」掲示板に書き込み殺到…草なぎ生復帰
http://www.zakzak.co.jp/gei/200905/g2009052916.html

mixiのニュースの書き込みを見ても「謝罪しろ」とか「謝罪が足りない」などと書いているのは極めて少ないし、仮に2ちゃん等の掲示板にこういう書き込みがあったにしろそれが多数派の意見とは思えない。
(だいたい特に2ちゃんというのはそもそも「そういうところ」である)

なのにそれがあたかも「多数派」であるかのようにヘッドラインを書くというのはいかがなものだろうか?

あとこの件に関して、雑誌の記事にある某大物芸能人や評論家たちの発言を始め2ちゃんの書き込みを見て非常に気持ち悪いのは「安易で虚飾に富んだ正義」の言質が横行していること。

確かに酔っ払って裸になったなんてことは誉められたことではないし人格を疑われる行為だが、逮捕劇の時の鬼の首を取ったようなマスメデイアの報道ぶりや、警察の無意味なスタンドプレイとしかいいようのない家宅捜索、そして我こそは正義であるかのように気色悪い正義をぶちまける芸能人や評論家たち(と某掲示板に真昼間から書き込むヒマ人エセ正義論者)、どれをとっても今の日本社会の嫌な面が見える。

単なるわいせつ物陳列罪という軽犯罪といっていい内容があたかも殺人犯か傷害犯であるかのような扱いだ。今回の報道もそういう匂いがプンプンして気持ち悪い。

ちなみに「地デジ」のCMがストップして国民の税金を無駄にした、なんていう見方があるようだが、宣伝予算は一時凍結してもう次のキャラの「地でジカ」に移行し草薙のキャンペーンに使うはずだった予算はそのままそちらに移行しているので、草薙事件の影響は最小限、というか殆ど受けていないといっていい。寧ろ今「地でジカ」がらみで訳のわからない盗作といっていい動きがありそちらの新たな問題が発生している。

話はそれたが、少数派の意見があたかも多数派の意見であるかのようにされてしまう点、そしてネットからメデイアにあふれるエセ正義

今の日本社会の危うさを感じる

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