KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

「実質文盲」と「情報にたいする無関心」が呼んだこんにゃくゼリーの

こんにゃくゼリー、消費者団体が「販売見送り」求める声明
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20081201-OYT1T00646.htm

まず、ここで問いたいのは消費者団体は何のためにあるのか?ということである。消費者の権利や安全を守る、これは当然である。しかしそれは必ずしも過保護にしてよいという意味ではない。

そもそもこの蒟蒻畑ー大人向けのダイエット食品として売られているはずで大人(ここでは妙齢の女性他)対象の食品のはずである。CMなんかも女性を明らかにターゲットとした内容だった。
しかしながらそのような扱いがなされているにも関わらず、子どもや老人に与えることで事故事例が生まれたことから、『子ども・年寄りには与えないで下さい』旨の注意書きが記載されるようになった。事故の大半はその注意書きを読まずに起きたものである。注意書きが小さくて読めなかったという人がいるが、虫眼鏡でなければ見えないほどの小さな文字ならともかく、パッケージにははっきり見える形で書いてある。

実は最近このことに関らず注意書きを読まない、書いてあっても読まない人は激増している。私が通うスポーツクラブでもシャワー室に「熱いお湯が出る場合がありますからお気をつけ下さい」と大きな文字で目の前に書いてあるにもかかわらず、「熱いお湯で火傷をした」と大騒ぎしたおばさんがいた

私はこういう人たちを「実質文盲の人」と呼んでいる。そしてそういう人は今日本社会に激増しているのだ。うちのホームページでも注意書きやページに書いてある記述を読んでいるとはとても思えない人が多く見られる。テキスト、文字を読むことを苦手としている人が多いようである。

これは情報に対する無関心が原因で起きたものだ。そしてこの蒟蒻畑の件は薬を用法を守らずに摂取させておいて、事故が起きたら企業の責任、「発売中止にしろ!」といっているのと同じ。

消費者行政というのはそういうことが起きないように消費者に対しても啓蒙するべきではないのか。子供や老人向けの商品でないにもかかわらず、子供や老人に摂取させて事故が起きているのだから少なくとも消費者に対して注意書きをもっとよく読むようにもっと注意を喚起すべきではないのか?

先日情報に対する「わかったつもり症候群」について考えたが、何事に対しても無関心、注意書きが書いてあるにも関らず「無関心」でいるのも現代の情報化社会の大きな問題といえるだろう。「何事にも無関心症候群」とてもいようか。その「何事にも無関心症候群」「実質文盲」の人を増やしている、それが今回の事態を引き起こした。ということだろう。

海外の人から見てこの日本人の知的レベルはどう見えるだろう。正直言って恥ずかしい