KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

昨日の24時間テレビの記事について

昨日アップした「[http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20080831 時間テレビはマスメデイアの壮大な偽善]か」の記事が今朝チェックしたら昨日の午後9時頃から本日の正午まで何と1000を越えるアクセスがありました。原因は[http://www.livedoor.com/ライブドアのトップページ]の「ニュースを語るブログ」にこの記事のタイトルが載ったからで、やはりポータルサイトのネットの影響力のすごさを実感しました。

それだけ関心の強いテーマであったのと、私のような考えを持つ人間は少なくないという背景もあったようです。

実は私の関係のホームページやブログで一日で1000を超えたものはありません。(笑) 一番多かったのは私のメインのブログ「Kyojiの音楽ひとりごと」でリリーズの25年ぶりの復活の記事を書いた時で、それでも一日400アクセス程度だったと思います。

さて、昨日の記事で誤解のないように書きますが私は名目がチャリテイにせよそれでテレビ局がこういう番組によって収入を得ることを悪いといっているのではありません。一応関係業界の人間なのでいいますがテレビの世界自体がもともと虚飾と偽善に満ちた世界なのであって、いくら番組等できれいごとをならべてもテレビの本質自体がそもそもそういうものなのです。ただその中で問題がいくつかあります。

1.最近の番組制作の作り方を見ますと寧ろ「そうだ偽善だ、文句あるか?」といった開き直った態度が見て取れることです。偽善なら寧ろ偽善であることを隠さないようないやみのない番組の作り方ーいわゆる番組側の腰の低さ、を見せればまだ悪い印象を与えないと思いますが、お涙頂戴の話をこれでもかと繰り返しタレントに過酷な協議をさせて「感動」と称するなど、そろそろ番組の作り方も考えなおした方がいいように思います。

2 あともう一つの問題として子供に対する影響です。
  実は私はこの番組は見たくもなかったのですが、小学生の子供が夢中で見ていたため嫌でも番組の情報が耳や目に入ってしまいました。子供は基本的に「お笑い系」が好きなため見ているわけですが小学生にメデイアリテラシーを持て、と要求するのは酷な話でどうしてもテレビの全てを真に受けてしまいます。なかには明らかに「やらせ」のようなものもあるし、いろんな取材の過程で福祉関係の現場にかなり迷惑がかかっているはずなんですが、それを子供に理解しろ、というのが無理な話です。こういう番組が子供のマインドに対してどういう影響を与えるかを危惧します。

3.そして最大の問題はテレビというメデイアに対するリテラシーです。
今回はネットでは確かに「24時間テレビ=偽善」という論調がかなり見られ、少しずつではありますがメデイアリテラシーが定着しつつあるように思いますが、まだまだ成熟している段階にはほど遠いと思います。番組に関する感想は人それぞれですが、大事なことはメデイアの映像をそのまま鵜呑みにしないこと、殆どの映像は「作られた」ものであり、メデイアの情報は「操作された」ものであるという点、この番組の感想を見ますとこれに対する認識はまだ広がっているとは言いがたい面があります。
 何度もいいますがテレビの司会者、アナウンサーetcは「聖人」ではありません。そのことに対する認識が広がってくれることを祈るばかりです。

今、テレビの視聴者の大半は子供と高齢者です。私の家にはその両方がいますのでテレビには興味がなくても嫌でも見てしまうという事情もあります。テレビの視聴率が下がり、制作費がどこの放送局でもカットされていますが視聴者を見下すような態度で番組を作ることは業界の自殺行為である、ということは認識していただきたいと思います。