KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

24時間テレビはマスメデイアの壮大な偽善か?

みなさんご存じのとおり日テレの24時間テレビが終了しました。視聴者を始め多くの人たちから善意の募金を集め、障害を持った人たち、恵まれない人たちへ支援する目的で行われている毎年恒例のイベントであることは今さらいうまでもないと思います。

実は以前私はこの番組に関しての大きな疑問をこのブログに書いたことがあります。

mixi記事アーカイブ24時間テレビ
http://d.hatena.ne.jp/KyojiOhno/20080315/1205584624

誤解していただきたくないのは、この番組で放送された数々の「奇跡」の美談、人間ドラマに水をさすつもりは毛頭ありませんし、恵まれない人たちに対して募金をする人たちの善意は私自身敬意を持って尊重したいと思っていますがどうしてもこの番組に対してある種の嫌悪感、マスコミの欺瞞を感じてしまうのです。

それは聴者や一般庶民の本当の善意、心からの助け合いを放送局からみで利用し、自分たちの利益に結び付けている事実にあります。放送局全ネットワークを使い某読売広告グループはこんなにも社会にいいことをしているのだというプロパガンダを流すことは私にはあまりにもしらじらしい偽善の固まりに見えてしまいます。 実際この24時間テレビの視聴率は必ず20%をはるかに超え、これによる広告収入はとてつもない金額のはずです。

放送局とはいえ企業であるから利益を追求するのは当然です。そのことが悪いといっているのではありません。問題はその方法です。

危険なのはテレビ局というものの本質を知らずに、彼らが提供する偽善に満ちた「甘い罠」にいとも簡単にはまってしまう人間が多いことです。日本人は特に「美談」とかいうものに昔から弱い。そこにつけこみ、多くの人々の善意を利用して企業の利益そのものに結びつけているという現実をもう一度冷静に見る必要はないでしょうか

感情や美談に惑わされてはいけないと思います。テレビ局やそこに出てくるパーソナリテイーは決して「聖人」ではないのです。日テレが本当に視聴者の善意を集めて「社会にこんないいことをしている」とアピールするのなら番組の広告収入の殆ども寄付に回すべきではないでしょうか? そうすればこの番組を「偽善」といわなくてすみますがどうでしょうか?