KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

日本社会を蝕んでいるもの

既に報道でも明らかなように愛知県の女子高生の強盗殺人事件

女高生殺害、現場の水田に足跡…単独犯?車・バイクで逃走か
http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20080505-OYT1T00107.htm

このように残虐な事件が最近、本当に後を絶たない。これは私も再三再四述べているように、日本社会に「心のケア」に対する社会通念がなかなか定着しない、というのも一因になっていると思う。

さらに知り合いにあるブログを教えてもらったが、日本の警察の体制にも大いに問題があるようである。
http://diary.jp.aol.com/fcybbrnndg/640.html

今回のこの女子高生の事件も、事前にかなり類似の事件があったようである。警察が事前に防止しようと思えばできたはずである。

具体的には警察は犯罪が起こってはじめて動き、その理由は犯人を検挙してはじめて点数が稼げるからである。犯罪を未然に防いでも警官の昇進につながらず、署(長)の点数にもならない。だから動かない。特に警察官はノンキャリアだから昇進も限られており、署長の点数にならないことをすれば一生ヒラで終わることになるという。こういうことも日本社会の治安の悪化に繋がっている。

そして今日本人、とりわけ青少年の中に蔓延している弱いものを徹底的にたたき、場合によっては命までも奪ってしまっても、平然としていることが出来る『心の病』

一番の問題はこういう連中を「特殊な奴ら」と片付け問題の本質に一向に踏み込もうとしない日本社会の現在の体質である。ブログ等でこういう犯人らを(場合によっては弁護団も)罵倒し偽りの正義感を振りかざしても「なぜ、こういう連中の犯罪が後を絶たないのか」という根本的な問題については議論すらしようとしない。

あげくの果ては特にネットウヨといわれている連中に多いが日本に外国人が多くなったからこうなった、などという短絡した見解があたかも「正論」であるかのように広まっている。しかしこういう猟奇的な殺人事件を起す連中のリストをもう一度見てみるがいい。殆どが純粋な日本人である。
別に右翼的見解を持つことが悪いとはいわないが、もう少しマスコミの報道やKよしのりのような人間のいうことを鵜呑みにするのではなく、自分でもう少しきちんと調べてからものをいうべきだ。少し余談だが,,,

こういうリテラシーの低さも問題だが、究極的には「日本人の何事にも対しても無関心」というのが最大の問題だ。
選挙にもロクに投票しない、それどころか選挙に「行かないことが俺の主張だ」というわけのわからない「正論」までまかり通っている。来年から始まる裁判員制度、これほど国民生活に直接影響を与える法律はないし、今のまま強行すれば混乱必至、制度自体も機能しない可能性が高いが、この制度を「一時凍結」もしくは「再検討」するという動きが一般市民、庶民に全くないというのは驚きだ。(それどころか制度自体を知らない人間がまだこの段階になっても少なくない)

日本社会も蝕んでいるもの、それは
1.心のケア、弱者をいたわる心を忘れた日本人
2.硬直した官僚制度、官僚の昇進制度
3.日本人の無関心

この3つが日本社会の治安を急速に悪くし、日本社会を蝕んでいる。
どれも深刻でしかも解決が難しい問題である。

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