KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

給与額を事実上制限ー中小企業経営者いじめ(怒)

さて、年度末も近くになり今月ももう10日を切りました
一応経営者の端くれなので決算説明会なるものにも出席しないといけません。ということで税制改正のあらましを聞いてきましたが、実は今回の税制改正には大きな問題があります。実は税法上”同属会社”という言葉がありますが、要は家族経営やオーナー一族で経営している会社のことをいいます。

その「同属会社」の中で「特殊支配同族会社」というのがあり要は家族で株式、役員、議決権の殆ど(税法上は90%以上)を持っている会社ー平たくいえば家族や個人で経営している会社のことで実は中小企業の殆どはこれに当ります。その「特殊支配同族会社」の経営者の給与に損金不参入制度が創設され、特例として「基準期間(=殆どの場合一事業年度内)」の給与が800万以内であればこの規定を適用しない、という制度が今年度から創設されました。

平たく言えばこれは「特殊支配同族会社」の経営者の給与を800万以上にすることを事実上禁止するようなものです。当然、中小企業の経営者はみんな怒り心頭ー全国の法人会もこういう規定を強引に決めるのならもう与党の支持を取りやめると声明で発表し、今与党はあわてて規定の改正にとりかかり、現在倍の1600万まで引き上げようとしている。しかし今年度の摘要はもはや避けられません。当然大企業、上場企業の経営者にはこの制度は適用されないので大企業の経営者はより裕福に、中小企業の経営者はより苦しい生活を強いられることになります、なんといっても事実上給与の額を制限しているのだから、竹中前大臣の推進した格差の拡大政策の最たるもの。

大企業の経営者と違い、中小企業の経営者の殆どは毎日現場に出て日々汗を流して働いています。私見では大企業の経営者の数倍は働いているでしょう。そういうがんばっている経営者たちの給料を事実上法律で制限しているのが今回創設された制度です。

この国の夢を奪っているのは官僚組織と既得権益に群がる政治家連中です。一番一生懸命働いている人たちには「お前らは貧乏のままでいろ」といっているようなものです。これが安部のいう美しい国日本の姿、小泉や竹中のいう改革による「理想社会」のようです。

改革の支持をしていた人、本当にこれでいいと思いますか?
(元Yahoo日記掲載)