KyojiOhnoのブログ

作曲家、編曲家、ピアニストそして製作会社の経営者ですが、ここでは音楽以外の社会一般のことの雑感について書きます。

情報化社会の落とし穴に陥らないために

さて、昨日まで
1.「わかったつもり症候群」による断片的情報のみで判断する傾向。

2.情報に対する受身の姿勢による思考停止

3.家族や周囲の考えの「わかったつもり」から来る社会全体のコミュニケーションの崩壊

この3つの要素が
1.「常識レベルの知識すら知らない」人を増やしている

2.想像力のない人間を増加させている。

 現象の原因であることを述べました。そのことが文化に対する無理解、政治に対する無関心、そしてメデイアの流す情報に対するリテラシーの低さをもたらしているということができます。これは情報過多の社会でしかもこれから情報の氾濫がいっそう推進されるであろう状況のもとでは少なくともインターネットが出現する以前の情報に対する接し方では、それらの情報を処理できないのではないかと思います。

 何度もいいますようにメデイアの情報は本来、その信憑性を自分で調べ確かめ、そして自分なりに取捨選択して考えることが必要とされていますが、情報が多いということもあるのでしょうが、現代の日本人の大半は(勿論私も含めて)それができていないということができます。

 つまり私たちは情報化社会が何たるかについてよくわからないまま情報化社会を突っ走ってしまった。

というのが実態だと思います。これはちょうど小泉政権や竹中元金融相の「新自由主義」−自由競争というものが何たるかをよく理解しないまま、新自由主義の甘い幻想を信じ込み突っ走ってしまったことに似ています。

 つまりそれが何たるか、実際にどういうものかを調べもせず、流れている情報を鵜呑みにし、思考停止したことによって、実際に本当にどういうものなのかを想像することができなかった点にあります。

 そして今の本当の社会はあらかじめイメージされていた社会とはかなり違ったものになってしまいました。それは私たちの無知、思考停止、想像力のなさがもたらしたものです。

 しかし今さら情報化社会を止めることなどできません。ならばこの社会で今できることを考えるしかありません。これで絶対大丈夫!!という解決策は残念ながらありませんが、少なくとも「わかったつもり症候群」「想像力のなさ」に陥らないように気をつける方法ならいくつか思いつきます。

 勿論自戒を込めて次のことを心がけたいと思います。

1.マスメデイアならびにネットの情報、映像を見て、それを鵜呑みにしてすぐ具体的な行動を起さないこと。

必ず「ちょっと待てよ」と1クッション置くクセをつけましょう。どんなにマスメデイアを通して流れた映像が魅力的であったり、最近の若い子の苦手な「カワイイ」ものであってもその映像ですぐに具体的なリアクションを取るのは避けましょう。特にマスメデイアの流す映像、情報で操作されていないものがない、ということを絶対に忘れないで下さい。

2.新しい情報が来たら必ずその情報にどれだけ信憑性があるか調べるクセをつけましょう。冷静になったらメデイアの流す情報にどこまで真実性があるか、自分で考え調べるクセをつけましょう

今は検索エンジンというとても便利なものがあります。必ず自分で調べ情報のウラを自分で取るクセをつけましょう。 尚、調べる際に必ず複数の情報源を確認してその情報の信憑性がどれだけあるか自分で確認してみてください。

 面倒くさい? と思うかもしれませんがこれからの多情報化社会で生き残るためにはこの2点のクセをつけることは必要だと思います。社会の大多数の人がこの2点のクセをつけるだけで社会は間違いなく劇的に変化します。

リテラシー教育の早急な確立を!!

ここで多情報化社会において、「情報弱者」とは何かについて述べたいと思います。情報弱者とは私は必ずしも「持っている情報の量ー多く情報を持っているかどうか」とは関係ないと考えています。情報化社会における弱者は、情報の本質を見抜けない、情報の価値を自分で判断できない、そういう人間を指すのではないかと思います。マスメデイアの煽動にいとも簡単に乗ってしまう人、マスメデイアの情報を無批判に受け入れ鵜呑みにする人たちーそういう人たちが本当の情報弱者といえるのではないでしょうか? 従ってこのシリーズで何回も出てくる「わかったつもり症候群」に陥っている人たちは間違いなく情報弱者といっていいのではないでしょうか?

 インターネットが定着し、情報はおそらく今以上にこれからも氾濫するでしょう。
そういう時代に情報弱者を大量に出さないために学校や教育機関で系統だった情報に対するリテラシー教育のカリキュラムを早急に確立すべきではないでしょうか? 案外それが最近の猟奇的な事件、引きこもり、ニート等の問題を解決する近道かもしれません。